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【マスター】 電人HAL 【出典】 魔人探偵脳噛ネウロ 【性別】 男性 【参加方法】 春川英輔を殺害する前、ゴフェルの木片の電子データを用い聖杯戦争に参戦する。 事前にムーンセルにハッキングした事で聖杯戦争を把握している。なお、ゴフェルの木片の存在は春川には秘匿している模様。 【マスターとしての願い】 電脳世界で完全な「本城刹那」を構築する。 【能力・技能】 電脳世界においてはほぼ無敵であり、その実力は強大な力を持つ魔人の侵入を二度も退けるほど。 今回は制限によって著しく弱体化しているものの、それでもその性能は驚異的と言える。 原作では護衛として怪物を召喚する等していたが、此度の聖杯戦争でもそれが可能かは不明。 【weapon】 「コードキャスト 電子ドラッグ」 HALが聖杯戦争用に組み直したプログラム。 本来の電子ドラッグは、見た者の脳を刺激する事により、理性から犯罪願望を解放させると同時に、電人HALへの服従の意を刷り込ませる洗脳プログラムである。 今回構成された電子ドラッグには、見た者のデータを書き換え、電子ドラッグを多量に使用した状態にさせる効果がある。 当然ながら、電子ドラッグを過度に使用した者は例外なくHALの尖兵となってしまう。 NPCには効果覿面だが、サーヴァントやマスターにまで通用するかは現時点では不明。 電子ドラッグはインターネット等の回線を利用する事で拡散させる事が可能だが、過度の洗脳はペナルティを受ける可能性がある。 【人物背景】 錯刃大学教授・春川英輔の脳を複製したプログラム人格。 日本中に電子ドラッグをばら撒き、原子力空母「オズワルド」を占拠した事で世界中を混乱に陥れた。 その目的は、かつて春川が救えなかった人間「本城刹那」をプログラムとして電子世界に蘇らせる事。 オズワルドを占領したのも、そこを拠点としてスーパーコンピューターをかき集め、「本城刹那」の構築に専念する為だった。 しかし、彼自身も「1ビットたりとも違わない人間」を作り出すことは不可能であると悟っており、防衛プログラムを突破さえた際には素直に負けを認めていた。 その後、デリートボタンを押させる事で自ら消滅する道を選ぶが、完全に消滅する"刹那"、自らが最も求めていた者にようやく出会い、満足しながら消滅した。 【方針】 アサシンの特性を最大限活用し、優勝を目指す。 登場話一覧 +... No タイトル 登場キャラクター 場所 時間 作者 024 電人HAL&アサシン 電人HALアサシン(甲賀弦之介) ◆WRYYYsmO4Y 041 破戒すべき全ての電人(ルールブレイカー) 電人HAL&アサシン C-6/錯刃大学・春川研究室 早朝 ◆ZTnr6IpaKg 056 電脳淫法帖 電人HAL&アサシン狭間偉出夫&ライダー C-6/錯刃大学・春川研究室C-6/マンションの自室 午前 ◆FFa.GfzI16 096 忍音 電人HAL&アサシン C-6/錯刃大学・春川研究室 午後 ◆OSPfO9RMfA 107 戦争考察 ジナコ・カリギリ&アサシン電人HAL&アサシン B-5/賃貸マンション屋上B-10/街外れの一軒家C-6/錯刃大学・春川研究室 夕方 ◆F3/75Tw8mw 115 俺はお前で、私はあなた ジナコ・カリギリアレクサンド・アンデルセン&ランサー電人HAL&アサシン B-10/住宅街のはずれC-6/錯刃大学・春川研究室 夕方 ◆IbPU6nWySo
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東山「今夜は帰りたくない……」 魔法陣をえがき終え、静寂な場に立つイケメン風?な男がいた 彼の名は東山源次、年齢は30歳、職業はプロサッカー選手、声優は神谷浩史。 結婚して一年、大好きだった彼と再会してしまった「あなた」を取り戻すべく、彼は聖杯にその望みを託そうとしていたのだ。 東山「結婚するのは、俺だと思ってた……」 静かに詠唱を始める東山── ──── 強い光とともに、サーヴァントの姿が現れる クッパ姫「ガハハハハハハ!!ワガハイを召喚したのはオマエか!」 現れたのは、金髪に鋭利なツノが生え、金色のクラウンに黒いドレスに身を纏い、さらにはゴツゴツとした甲羅と恐竜のようなしっぽ、そして鋭い目つきに口を閉じたままでも見える八重歯が特徴的な女性が現れる 東山「召喚成功したのか、俺が……」 クッパ姫「なんだ、ヒョロヒョロとした男だな!そんなんでこの戦いに勝てるとでも思ってるのか?」 東山「今夜は負けたくない……」 クッパ姫「ほう?この戦いに何か強い想いがあるようだな、フン!そんなことは本来ワガハイにとってはどうでもいいことだ!」 クッパ姫「問題は貴様がワガハイのマスター足り得る存在かどうかだ!強い想いだけで勝ち残れる戦いだと思うなよ!」 東山「勝つための力を持っているのは、俺だと思ってた……」 こうして、無事サーヴァントの召喚に成功した東山 果たして、この聖杯戦争を勝ち残ることができるのか 携帯恋ゲーム、今夜アナタと眠りたい、「今夜」で検索
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ディザスター(亜種2nd・ラスボス) 【CLASS】 ディザスター 【真名】 地球 【性別】 無し 【性格】 その環境を破壊し、そのまま遠くの星で安寧を貪る人類に対する怨みの具現。これは比喩では無くそのままの意味であり、その存在は地球に蟠った“怨み”の集合体である。 【出典】 史実(?) 【属性】 混沌、善 【ステータス】 筋力 EX 耐久 EX 敏捷 EX 魔力 EX 幸運 EX 宝具 EX 【クラス別スキル】 《母なる地球の恵み(ジ・アース・パワー)》 地球そのものがマスターでありサーヴァントであるが故にマスターの魔力供給を必要とせず存在出来る特性。遥か彼方の地球その物がマスター、地球に残された魔力を掻き集めて実体化した物がサーヴァントである。 【宝具】 《大地の記憶(メモリー・オブ・ジ・アース)》 ランク:EX レンジ:∞ 種別:結界宝具 最大補足:∞ 概要: 人間全てをその心象風景に閉ざす、広さ無限の固有結界。 この中では嘗て栄えた地球の過去の姿の一部を宝具として具現化する事が可能。自然、生物、気象...人間に破壊されたありとあらゆる風景、美しくも残酷な自然の有り様を実体化させ、攻撃へと転換する。 また、この中に於いてはあらゆる特殊ダイス、及び宝具使用のデメリットは消失し通常ダイスのみでの戦闘が必至となる。 【詳細】 嘗て人類が住んでいた地球、そこに溜め込まれた人類への“怨み”の集積に魔力が触れてサーヴァントと化した、魔力と怨みの集合体。その行動原理は「人類への報復」そして「地球の再興」である。 嘗て行われた聖杯戦争の“記憶”を元に聖杯を創り出したものの、“記憶”と地球に蓄えられた膨大な魔力を以てしてもそれは不完全な形でしか完成しなかった。 それを完成させる為に必要なのが“欲望”であった。人の無限にも等しい“欲望”が願望機の起爆剤として必要であったのだ。その為、惑星エドラスの中で最も魔法の流通したOzの中で、最も強い“願望”を持つ五人に招待状を出し、“欲望”のエネルギーを回収する為に聖杯戦争を執り行う事にしたのであった。
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聖杯戦争用 【パーソナルデータ】 真名:ケルベロス クラス:ウォッチャー 【特記事項】 特になし 【属性】 中立・混沌・天 【外見】 漆黒の体毛に身を包んだ、3つの首を持つ巨躯の狼。 【戦闘コマンド】 近接攻撃:射程1 射撃攻撃:射程2 【ステータス】 耐久力:30 魔力量:110 筋力:A 耐久:C 敏捷:B 魔力:C+ 幸運:B 【クラススキル】 全クラス共通:サーヴァント以外から受けるダメージ-10 《万象俯瞰:A》 戦闘外においてそのエリアで行われた戦闘の概要をランクに応じて知ることが出来る。 《陣地蹂躙:C》 魔力30消費、このスキルのランク以下の結界魔術・陣地作成によって作成された結界・陣地を破壊する(結界魔術は術者の魔力ランクを参照)。 【サーヴァントスキル】 《神々の寵愛:A》 タイミング:常時発動 リキャスト:0 自身は【神性】持ちとして扱われる。 与えるダメージ+1d8、受けるダメージ-2。 混沌・悪属性を持つ対象から受けるダメージ-3。 混沌・悪属性に与えるダメージ+2。 《摂理の担い手:C》 タイミング:セットアップフェイズ リキャスト:6 魔力15消費、サーヴァントに対して与えるダメージ+1d6、受けるダメージ-2。 《異形の獣:A》 タイミング:セットアップフェイズ リキャスト:6 魔力30消費、3Rの間自身の攻撃回数+1、敏捷+1段階、デバフへの耐性+20%。 【宝具】 《毒咲く唾》( アコナイト ) ランク:B 分類:対人宝具 射程:全て タイミング:メインフェイズ ウォッチャーが口から流す涎。 大地に接触する事で毒霧を撒き散らすトリカブトを発生させる。 戦闘エリアに毒霧を撒き散らすトリカブトを無数に発生させる。 自身とそのマスター以外の魔力・幸運-2段階、与える魔術ダメージを-1d4-2、毎Rのエンドフェイズに1d3+1の現在耐久力を失う。 聖杯コロシアム 《万象俯瞰:A》 与えるダメージ+1d4、受けるダメージ-2。 範囲攻撃に対する回避・魔力抵抗・宝具回避+25%。 《陣地蹂躙:C》 タイミング:メインフェイズ リキャスト:5 魔力30消費、このスキルのランク以下の陣地作成によって作成された陣地を破壊する。 また、常時自身はこのランク以下の陣地・固有結界の影響を受けない。
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キャラシート【としあきの聖杯戦争TRPG】 【名前】時野永正(ときのながまさ) 【容姿】ジャージの少年。 【願い事】タキオン粒子の制御など 【バッドエンド】未定 【グッドエンド】未定 【その他】中立・善・人・男性 【令呪】0/ 3 【HP】10/ 10 【筋力】D:2 【耐久】D:2 【敏捷】D:2 【魔力】D:2 【幸運】D:2 【スキル1】放出レベル1(完勝への布石): 自分のサーヴァントの先手判定時、補正値3を与える。 【スキル2】粒子補填(霊基補強) 自分のサーヴァントの最大HPを15増やす。 【奥義】最大放出 自分のサーヴァントの先手判定時、補正値5を与える。 泥 名前 時野永正(ときの ながまさ) 誕生日・年齢 2月19日・大体65歳 身長・体重 150cm・45kg 血液型 AB型 好きなもの 平和・研究・ヒラメの煮付け 苦手なもの 戦争・孤独 特技 節約 起源 検出 属性 中立・善 魔術属性 無 魔術系統 構成解説・強化・錬金術? 魔術特性 強化 魔術回路 質:B / 量:B / 編成 健常 イメージカラー 翡翠色 略歴 仮想粒子タキオン(正確には超光速物質)を研究する一族。実験で粒子の生成に成功するも制御に失敗。その影響で突発的に様々な時間や世界に飛ばされる体質になる。タキオン粒子の影響で見た目よりかなり年寄り(具体的には半世紀ほど)。 偶然カルデアに流れ着き状況を知らぬまま拘束。環境の影響かタキオン粒子が落ち着いておりカルデアの技術による制御法の確立を期待して協力者となる。サーヴァントはバーサーカーを召喚。相棒的な存在で仲がいい。 人物 一人称は俺。他者とのコミュニケーションに少し飢えている節があり、カルデアでは友好的な関係を築くため後輩キャラを演じている。 性格は落ち着いているが精神的に未成熟のまま孤独になった為外見相応となっている。 幼少期に戦争を体験しているため戦争を嫌っている(これが平和が好きな理由)。また、故郷や人の帰る場所という物に並々ならぬ執着がありそれを奪う存在に対しては激昂する面もある。 魚の煮付けが好きな理由は最初に飛ばされた時途方にくれ行き倒れた彼を助けた定食屋が作ってくれた料理だったから。 +人間関係 人間関係 バーサーカー 最初に聖杯戦争で召喚されて以来何故か毎回召喚されるサーヴァント。相棒ともいえるサーヴァントでお互いに扱いが悪くても気にしない関係。 能力 肉体がタキオン粒子の増幅、貯蔵、放出を行うために全ての能力バランスが均一になるように調整されている。魔術において回路は平凡の一言に尽きるが脳の"性能"を弄られており知力面においては高い能力を持つ。 基本的には回路を粒子でカバーして本来より大幅に魔力を使う魔術でも使えるようにしている。その代わりか突発的な時空移動が発生する可能性に苛まれている。 +使用スキル 放出レベル1 タキオン粒子を対象に撃ち込むことで加速させる能力。速射性と連射性に重きをおいている為上昇率は少なめ。現在は縁の深いサーヴァントにしか使えない。 粒子補填 タキオン粒子を予め埋め込んでおくことで微妙な時間のズレを作り出し耐久をあげる能力。こちらも縁の深いサーヴァントにしか使えない。 最大放出 放出レベル1と同時に使えるだけの粒子を放つ能力。段違いの速度での加速が可能。これらの能力に後につけられた名称から『超光速物質(タキオン)』と呼称している。 「これは空想、机上の空論にして仮想たる存在……!しかして生まれた我らが結晶!『超光速物質(タキオン)』!」
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天窓から差し込む月明かり。 照らさるはカップの中の美遊学――もとい紅茶。 月の聖杯に招かれようが普段と変わりなくゆっくりと口に含む。 日常ならば紅茶は執事に用意してもらっているが此処にはいない。 故に久方振りに自分で用意してみたが……不味くはない、美味の部類に入るだろう。 しかし慣れ親しんだ味とは違う、やはり彼に紅茶が一番口に合うらしい。 そのような事を考えながら彼女はカップを置くと笑みを浮かべた。 月の聖杯戦争。この時になるまで一度も聞いたことが無い響き、争い。 優勝すれば願いが聖杯に満たされる……このような話が存在するのだろうか。 実際に今置かれている状況と事情を照らし合わせれば真の真実なのはたしかだろう。 「まさか神話と対面する事になるとはな……やはりこの世界はわけのわからない事に満ち溢れている、か」 世界には自分の想像を上回るものが存在している。 勝手に自分の中で一定の線を引き『こんな物、者など存在するはずがない。このような出来事など有り得ない』。 しかしそれは世界を知らないだけである。この世を全て知り尽くした者など存在しない。 アカシック・レコードや太極……それこそ神話級の創作でなければ世界をシルものなど無いだろう。 「周辺一帯を探索しましたが特に他のサーヴァントの気配は感じられませんでした」 彼女が月に照らされているならば。 同じ空間に現れた彼も照らされることになる。闇から出てきたのは美しい顔立ちをした男。 言葉から察するに命令されたか自主的な行動かは不明だが偵察をしていたようだ。 「神話の英雄にわざわざ偵察を行わせるのも可笑しな話だが……ご苦労、ランサー」 労いの言葉を掛ける。椅子に腰掛けている彼女は凛とした空気を漂わせている。 しかし口から出てくる言葉には重みの中に何処か優しさを含んでいる。 「いえ……これが我が役目であり使命。貴方は俺を……私を一人の兵士として見ればいい」 腕を払い目上の存在に頭を垂れるように。 今宵の聖杯にランサーとして召された英霊はマスターに言葉を告げた。 英霊、その存在は世界各地に伝えられてきた伝承、神話、偉業、伝説……数々の話に座を維持させている。 誰もが知っている伝説の英雄でもあれば、ひっそりと語られる影の英雄も存在する。 彼らに共通しているのは伝説の存在であること、故にマスターと云えど英霊が頭を下げるのは珍しい状況といえるだろう。 「表を上げろランサー。たしかに私はお前のマスターだ……だが私の下に付けとは言わん。 お前も……貴方も一人の『人間』として力を貸して欲しい。この鬼龍院皐月の覇道を進む力となって貰いたい」 鬼龍院皐月、それがランサーの主の名前である。 黒い長髪で凛々しい眉毛、その姿から発せられる覇気は女性と云えど侮れない。 余談だがこの聖杯に召される寸前までは髪は今よりも短かったらしい。 「有難きお言葉……ですが私は聖杯に懸ける願いは持ち合わせていません。 故にこの槍兵の使命は主に忠義を果たすこと、隣に立つなど烏滸がましい……だが」 主に歯向かうなど忠義の欠片も無い。 彼の生前が影響しているのだろうか。この槍兵には願いなど無くその使命は主への忠義だと言う。 鬼龍院皐月にとっては相性が良いのかもしれない、だがそれは何故か。 彼に一体何があったのか、それは彼自身にしか解らない。 「……そう言うのならそうさせてもらう。 だがこの鬼龍院皐月には聖杯に縋る道理も無ければ他者に悲願する願いも持っておらん」 「――ッ!? それは本当ですか我が主よ、貴女は何の願いも無い状態でこの聖杯戦争に臨まれている……?」 英霊は主の言葉に困惑を示した。 主は自らの意志で聖杯戦争に臨んでいない事は予め聞いてあった。 だが願いを持ち合わせていない、と言うのは初めて聞いた事である。 「願いも無しに貴女は一体何と戦うつもりですか、俺は思想無き亡者の槍になるつもりはないが?」 ランサーの言葉に重みが伸し掛かり一人称も強くなっていく。 主と云えど気力を持たない者の下に付くと言うのは如何なものか。 巻き込まれたその身は同情しよう、しかし願いを持たないで何を行うと言うのか。 「ふん、この鬼龍院皐月、聖杯などと言う偶像に縋る気など毛頭ないわッ! 願いを叶えたければ己の腕で運命を手繰り寄せろ、甘えるなッッ!!」 彼女の強い言葉は静かな部屋に響き渡り空気が震えていた。 発せられた言霊は演説に野次を飛ばす群衆を黙らせるかの如く強く、輝いていた。 この言葉を受けランサーも一瞬『無』になるが、声を絞り出す。 「ならば我が主よ、貴女はこの聖杯戦争で何をすると仰られる……そして俺にどうしろと」 「言った筈だ英霊よ、お前の力を貸して欲しい」 「一体何のためにッ」 「聖杯を破壊するためだ、あのような塊はこの世界に必要ない。 この世界にはそんな物に縋らなくても生きていける程強く、美しい」 目の前の女は今何と言った、この耳は穢れているのだろうか。 聖杯を破壊する、そのような発想は常人には出来ない代物だろう。 口にするのは誰にだって出来る、だがこの女、鬼龍院皐月は――覚悟の瞳をしていた。 「摩耶香しなどこの鬼龍院皐月が叩き斬るだけの話だ。 そのためにお前の力が必要だランサー……ディルムッド・オディナよ。 私一人の力では無理だろう、私は小さな人間だ。だがお前は違う。 英霊、その力を手にする槍となりてこの鬼龍院皐月の覇道を抉じ開けてもらいたい」 言葉を紡ぎながら鬼龍院皐月は立ち上がりディルムッドの傍に歩み寄る。 闇夜を照らす月明かりと重なり彼女は輝いていた。 そしてディルムッドの目の前に立つと腕を彼の元へ差し伸べる。 「我がサーヴァント、ディルムッド・オディナよ、その力を私のために振るってくれるか」 差し伸べられた腕は細い、女性の腕だ、当然のことであろう。 だがその覚悟はどうだ? 性別など関係なく一人の人間として尊敬に値するのだろうか。 『貴様らはそんなにも……そんなにも勝ちたいか!? そうまでして聖杯が欲しいか!?』 鬼龍院皐月は忠義を尽くすべき存在なのだろうか。 願いが無いならばその分聖杯戦争に懸ける思いが薄いと取れるのではないだろうか。 『この俺がたったひとつ懐いた祈りさえ踏みにじって、貴様らは何一つ恥じることもないのか!?』 彼女の言葉から感じ取れる覚悟とその瞳に偽りは感じられない。 決して薄い物ではなく本気で彼女は聖杯戦争を、聖杯を破壊しようとしているのであろう。 『赦さん……断じて貴様らを赦さん、名利に憑かれ、騎士の誇りを貶めた亡者ども』 だがその道は険しいだろう。 この聖杯戦争は陣営戦だ、己の軍が生き残ればいい。 けれど聖杯を破壊しようとしている者が同じ仲間ならば、願いを叶えたい者は鬼龍院皐月を殺すだろう。 つまり敵が増える、好ましくない展開だ。 『その夢を我が血で穢すがいい! 聖杯に呪いあれ! その願いに災いあれ! いつか地獄の釜に落ちながら、このディルムッドの怒りを思い出せ!』 ――ディルムッド・オディナの願いを思い出して欲しい。 彼は聖杯に懸ける願いは持ち合わせていない、彼の願いは―― 「鬼龍院皐月……その道は困難だ、聖杯戦争を勝ち抜くよりも険しくて危険な選択だ。 それでも貴女は……何て聞く必要は無いだろう、その覚悟は伝わった。 最初に言った通り俺の願いは主に忠義を果たすことだ、それは今回も変わりはない、故に――。 鬼龍院皐月、貴女を我が主と認めこのディルムッド・オディナ、貴女の槍として聖杯を破壊することを此処に誓わせてもらう」 主に忠義を果たす、彼の願いであり今宵の求める解である。 その手をを取り膝を付く。手の甲に誓いの印を起てると彼は立ち上がり主を見つめる。 「鬼龍院皐月、その思想と生き様に誉れあれ」 「私に誉れなど要らんさランサーよ、讃えられるほど美しく進むつもりはない。誰も赦してくれないだろう」 鬼龍院皐月はディルムッドの言葉を受け入れない。 英霊から賛辞を受けるのはこの世に置いて最上級の名誉であろう。 だがこれから彼女が進む道は綺麗事だけでは片付かない茨で覆われた道だ。 光の道ではない、闇だ、闇。歩む道は修羅も恐れる闇の道。 彼女はそのヒールを大きく床に叩きつけるように踏み込み音を奏でる。 その気迫はまるで後光に照らされるが如く闇の空間を支配していた。 「この鬼龍院皐月は此処に宣言する! 聖杯などと言うくだらん偶像はこの手で破壊する! 人間はそんな物に縋らなくても己の力で夢を叶える事が出来る、故に必要など無い、無駄だ! 牙がある限り私は何度でも立ち上がりその醜い欲望を正面から叩き斬らせてくれようではないか。 我が剣は全てを斬り裂き、我がサーヴァントの槍は全てを貫くだろう。 願いなどと言う甘い妄言で惑わせると思うな、貧弱者共、この闘志、覚悟……再び起こしてやろうではないか。 此処が何処だろうが関係ない、この鬼龍院皐月、泥に塗れようが悪に染まろうが己を貫き通し聖杯を破壊するッ!!」 月夜に交わされた一つの誓い、宣言。 この聖杯戦争は簡単に終わらない、それは始まる前から解っている。 だがこの鬼龍院皐月と呼ばれる女性、簡単には解れない。 ディルムッドは『流石は我が主』、言葉には出さないが視線を送る。 この強き言葉から発せられる覚悟は尋常ではない。 世が世ならば英霊並と言っても過言はないだろう、故に。 今宵の聖杯戦争にに彼は主に忠義を尽くす、今度こそ――。
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状況 出会った相手 戦った相手 状況 出会った相手 衛宮士郎 イリヤ 遠坂凛 アーチャー バーサーカー ランサー ライダー アルクェイド 戦った相手 ランサー ライダー 七夜志貴
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903 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM [sage 四日目・夜:探索者] 投稿日: 2007/01/08(月) 03 31 28 ありとあらゆる事のためにも、マスターを早く探さねばならない。 「……だったら」 コンクリートの地面に手を付く。 考えてみれば直ぐに分かることだ。 どんな人物だろうと、魔術は隠匿されるべき物のはずだ。 それなら最大級の神秘であるサーヴァントの隠匿は当然のことだ。 仮に魔力補充のために人を襲うにしても、出来るだけ人に知られることなく、尚かつ多くの人数を襲わねばならない。 そうだとすれば……可能かどうかは分からないが、人払いの結界に何らかのフィルター――例えば魔術の高い人間など――を掛けて、一部の人間に対しては逆に人寄せになるような魔術を使う事で深夜だろうと、そう言ったことが出来る魔術師ならば可能なはずだ。 こんな空中でも戦いが起こっていたような夜でも、人が街から消えることはないのだから。 「解析、開始――」 ……あった。 解析し、この空間、この地面に確かに魔術が働いていることが分かった。 どういった魔術かまでは解析することは難しいが、予測が正しければ、そう言った、一部の人間だけを誘う魔術の筈だ。 衛宮士郎の魔術はそう言ったことには向いていない。 遠坂凛という師を得、修行して尚この程度が今の限度だ。 であるが故に、この魔術の種類ではなく、起点を探索することに全力を傾けなければならない。 起点は……そう遠くない、起点から発せられている波のような波長、これが魔術の正体か? 「あそこ……か?」 裏通りに入り、その先の雑居ビル入り口に向かう。 ビルには電気は付いていない。 「でも……鍵はかかっていない、か」 軽く入り口のガラスを押してみると、簡単に開いた。 だとすれば、ここか? 入ってみて分かったがこのビルの一部は改装中らしい、一部の壁は崩れているし、鉄パイプや釘打ち機やラチェットレンチやスパナ、その他多数の工具類が放置されている。 ……正直に言えば、レンチや穴開けドリルなどはちょっと欲しいくらいランクが高い、買えば数万円する代物だ。 普通に使う物なら数千円の代物でも十分だし、その価格帯でも良い出物はあるし。 「……いや、そういうことを気にしている余裕も時間もないな」 この状況でも一部は営業していたのか、電気こそ消えているが一部の店には暖簾が下がったままだ。 「……よし」 入り口に放置されたままの工具を幾つか手に取る。 魔術師としての力量は恐らく相手が上だろう。 だとすれば、勝てる可能性を上げるためにも、相手に情報を与えてはならない。 出来るだけ、切り札……投影は伏せておくべきだろう。 「同調、開始――」 握ったままの鉄パイプを強化する。 それは思っていた以上にあっさりと成功し、手に馴染んでくれた。 警戒しながら奥へ進む。 薬局、ディスカウントストア、ジャンク屋、古物商、質屋…… 多数の店が開けっ放しになっているが、人らしき気配は無い。 鍵のかかった部屋……店舗は調査から除外する。 人が来るか分からない以上、わざわざ鍵まで掛けて隠れる事はないだろう。 マスターは恐らく、あのサーヴァントが見える位置に居る…… 「……と、すれば屋上か?」 このビルの高さは結構あった。 魔術の効果範囲がどの程度かは分からないが、上空だけならビルに視界を遮られることなく十分に見渡せる。 それなら、ビルの部屋よりも屋上に居る可能性もある。 そこまで考えてあることを考えつく。 罠である可能性は? さっきのように考えさせて、屋上に罠を張る。 引っかかるかどうかは不明だろうが、追跡者は倒してしまおうという考えならあり得なくはない。 廊下から先生と敵サーヴァント、二人の様子を見る。 「……くっ」 自分か、先生か、どちらかが気付かれてしまったのか、空中で戦闘状態に入っている。 先生の地上での強さはともかく、壁面を蹴りながらの空中戦はいくら何でも厳しすぎる。 調査:ビル内部の部屋の調査を続行する 屋上へ:部屋を無視して屋上へ向かう ブービートラップ:ならばこちらもビル内に罠を用意できないか? 援護攻撃:ビルを出てセイバーの援護に向かう 物音:「ん?」今何か聞こえなかったか? 投票結果 調査:0 屋上へ:0 ブービートラップ:4 援護攻撃:0 物音:5 決定
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479 :隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM:2007/09/25(火) 04 39 30 加速し、左右双方に車体を振り注意を逸らしつつ背後を取ることを試みる。 十数メートル先で銃撃戦が続いている。 背後を気にしているのだろう、バックミラー越しの鋭い視線を感じ取る。 余裕があれば攻撃を仕掛けたいと考えているのだろうが、銃撃の激しさからか藪蛇を恐れてのことか、攻撃の兆候はなく、ただショットガンの弾倉を素早く交換し、空となった弾倉を後ろに放り投げたのみである。 勿論、こちらもそのままであり続けるつもりはないが、この段階で攻撃することはしない。 何しろ高架より飛び出す予定地点まで時間はない。 故に一撃、一撃だけを与えて離脱する。 その一撃が最大の奇襲となりうる為には、この段階で手を出してはいけないのだ。 『そちらの給弾とタイミングを合わせます、合図を』 インカムに囁く。 視線を移せば跳弾の火花に照らされた顔が僅かに頷くのが見えた。 『あと8発』 真後ろを取り、スリップストリームに入る。 幾つかのコーナーを抜け、次のコーナーを抜けた先が突撃地点となる。 その時点で互いの認識が一致した。 認識の一致から二秒後、コーナーが迫り、機体が傾けられタイヤから白煙が上がり始める。 前を走る二人は速度を僅かに絞りハングオンのまま射撃戦を続け、小気味の良い音と共に銃弾が弾け火花が闇夜に咲く。 『今!』 シャリフの弾切れと同時にスリップストリームを抜け、コーナーに侵入し更に加速、遠心力を利用して壁を地面として敵ライダーに並び立つ。 その驚愕は如何ほどだったのか。 攻撃位置を一カ所削るためにコーナーですら路肩ギリギリを走行していたのに、潰したはずの攻撃位置に立たれたのだ。 冷静に敵を見据えていたはずの瞳に焦りが生まれたのが分かった。 「おおおおっ!」 体勢を崩すことを厭わぬ捨て身の突き。 だがその一撃はストック部に追加されていた斧によって受け止められ、のみならず逆に振り抜いた斧で押し戻され、逆に体勢を崩された。 その瞬間敵の表情にも変化が訪れた。 奇襲を退けられて尚『笑う』理由が出来なかったのだろう。 その理由を推察されるよりも早く壁が途切れ、ライダーはそのまま遠心力に従って体勢を崩したまま高架の下へ向けて投げ出される。 だがそれでもライダーは笑っていた。 考え得る限り最高のタイミングで高架より飛び出し、同時に、敵の手に握られたままのショットガンに鎖を絡める事に成功したのだ。 遠心力に続き、重力に従って落下するに任せて手元の鎖を全力で引く。 その瞬間の抵抗は一瞬だけ、武器を奪われるデメリット以上に、それに抵抗して体勢を崩されるデメリットを恐れてのことだろう。 ライダーはその成果、つまり投げ出された改造ショットガンには目もくれず、ビルの壁面に一瞬だけ着地し、バイクを加速させ、ビルからビルへ飛び移りながら着地する。 それによって着地の衝撃を和らげた結果か、サスなどにも異常は感じ取れはしなかった。 無論のことだが、これらの事が行われる間、完全なる自由を得ていたシャリフが何をしていたかは言うまでもない。 バイクの音で掻き消され、聞こえるはずもないのに、血も凍るような冷徹なリロード音が敵ライダーの耳には響いた。 振り返れば、そこには先程より接近したシャリフが拳銃を『両手に』構えた姿が見えた。 そう、本来ならば操作に全力を傾けるべき左手までも拳銃を握っていたのだ。 その事と、それによる次の瞬間にも行われる攻撃を理解し、コーナーと奇襲で減らされた速度を一瞬で取り戻し、数発を被弾しながらもその弾幕から離脱する。 そして次の瞬間にはシャリフが舌打ちした。 武装が奪われていたはずの敵ライダーの手に、巨大な拳銃が握られていた為だ。 勝負の天秤はいずれかに傾くことなく、戦闘は続く。 着地したライダーは手にした鎖を手元に戻し、目標地点に向け、機体を加速させる。 その先に投げ出されたショットガンが落下し、地面に突き刺さるのが見えた。 一瞬だけ考え―― アームド:ショットガンを奪い、残弾を確かめる ネイキッド:ショットガンを無視し、そのまま走り抜ける
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聖杯戦争TRPGwithオンセンSNS このwikiはTRPGオンセンSNS上で行われた、有志製作の様々なFate原作TRPGのセッションの記録を行うサイトです。 各ルール元様とは無関係ですので先方への質問等はお控えください。 編集はログインしなくても自由にできますので、積極的にどうぞ! まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 編集モード・構文一覧表 @wikiの設定・管理 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください アットウィキモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み ワープロモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン一覧 @wikiかんたんプラグイン入力サポート バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、お問合せフォームからご連絡ください。